総務省は6月25日、国勢調査の速報値を発表した。2020年10月1日時点の外国人を含む日本の総人口は1億2,622万6,568人で、2015年の前回調査から約86万8,000人減少した。減少率は0.7%。
国連推計によると、日本の人口は世界で11番目となり、比較可能な1950年以降、初めて上位10カ国から外れた。
1,719市町村(東京23区は1市として集計)の8割超にある1,416市町村で人口が減り、5%以上の大幅減となった市町村も全体の50.9%に達した。
一方で、東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)は80万8,000人増え、大阪、愛知、滋賀、福岡、沖縄を合わせた9都府県で人口が増加した。中でも東京の人口増加率は、全国で最も高い4.1%となり、東京への「一極集中」が続く現状がうかがわれる。