首都圏3県学校の五輪観戦6割解約 感染リスク懸念

東京五輪・パラリンピックの競技を子どもたちに見てもらう「学校連携観戦チケット」の利用を取りやめる自治体が相次いでいる。感染力の強いインド変異株「デルタ株」の広がりもあって、新型コロナへの感染リスクや猛暑に対する懸念などから中止を決めたもの。
多くの競技会場がある神奈川、埼玉、千葉の3県だけでもすでに約17万枚がキャンセルされた。これは3県が確保したチケットの6割にあたり、開催都市・東京でも取りやめる自治体が出ている。
埼玉県では、すべての学校で観戦を取りやめたのは27自治体に上る。神奈川県は観戦予定のある25自治体のうち16自治体がすべての観戦をキャンセルしている。