藻類由来の国産バイオジェット燃料で民間機初フライト

藻類もミドリムシと使用済みの食用油を原料とする国産バイオジェット燃料を利用した小型ジェット機が6月29日、民間機として初フライトし、鹿児島空港から羽田空港に到着した。ミドリムシを使った食品を手掛けるユーグレナ(本社:東京都港区)が燃料を開発した。製造過程で出る二酸化炭素(CO2)が化石燃料より少なく、航空業界の脱炭素化への切り札となる。小型ジェット機は個人投資家が共同保有するホンダジェットを使用した。
ユウグレナは2025年までに商業プラントを建設し、製造量を年間25万㌔㍑にまで拡大する計画。販売価格は現在の1㍑当たり約1万円から200円以下にしたい考えだ。