コロナ関連破綻小規模合わせ1,738件 なお高水準

東京商工リサーチのまとめによると、企業の新型コロナウイルス関連破綻は、7月2日16時時点で、負債額1,000万円未満の小規模倒産を合わせ累計1,738件に上った。内訳は負債額1,000万円以上1,650件(倒産1,558件、準備中92件)。負債額1,000万円以上の破綻について、月別に直近の状況をみると2月122件、3月139件、4月154件、5月124件、6月155件となり、引き続き高水準にある。
コロナ禍によりダメージをを受けた企業への政府の金融支援策は続くが、事業環境が回復しないまま、コロナ融資の返済がスタートする過剰債務の問題も浮上している。息切れや事業継続を諦めて破綻に至るケースも目立ち始め、企業のコロナ関連破綻は引き続き高水準で推移する可能性が高い。