公取委 20年度買収・合併の届け出14.2%減の266件

公正取引委員会は7月7日、一定の規模があり独禁法に基づく審査が必要な企業の買収や合併計画などの届け出が、2020年度は前年度比14.2%減の266件だったと発表した。
20年度の主な事例はいすゞ自動車によるUDトラックス買収、ZホールディングスとLINEの経営統合などだった。
266件のうち258件は1次審査で承認し、7件は1次審査終了前に取り下げられた。残る1件は2次審査への移行後に承認した。
新型コロナウイルス流行による経済活動の停滞が影響したと分析している。近年は毎年度300件以上の届け出があった。