6月失業率2.9%に改善 求人倍率1.13倍に上昇

総務省が7月30日発表した6月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は2.9%と前月比0.1㌽低下し、3カ月ぶりに改善した。解雇などによる離職が17カ月ぶりに前年同月から減少した。
一方、厚生労働省が同日発表した6月の有効求人倍率(季節調整値)は1.13倍で、前月から0.04㌽上昇した。ただ、コロナ禍の長期化で雇用情勢はいぜん厳しい。
完全失業者数は206万人で、前年同月から11万人増加した。11カ月連続で前年同月を上回っている。就業者数は6,692万人で、前年同月比22万人増となった