被爆76年 惨禍繰り返さない,刻む祈り「原爆の日」

広島は8月6日、1945年の被爆から76回目の「原爆の日」を迎えた。広島市の平和記念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が開かれ、被爆者や遺族らが犠牲者を悼んだ。
式典は昨年に続き規模が縮小された。被爆者や遺族、海外からは84カ国と欧州連合(EU)の代表者が参列した。原爆が投下された午前8時15分には平和の鐘が鳴り、参列者は黙とうを捧げた。そして核兵器のない世界へ祈りを込めた。原爆投下の惨禍を二度と繰り返さないためには、被爆者の記憶と教訓を共有し、国内外に発信し続けていくことが求められる。