マレーシア自動車連盟(MAA)のまとめによると、2021年上半期(1~6月)の新車販売台数は、前年同期比43.6%増の24万9,129台となった。生産台数も同45.3%増の24万1,288台だった。このうち乗用車は生産、販売とも4割超の増加。商用車は販売で約6割増、生産でほぼ倍増した。マレーシア政府は、新型コロナウイルスの影響による景気刺激策として、12月末まで自動車購入時の売上税を減免している。
2021年上半期の新車販売台数と生産台数が大幅な伸びとなったのは、2020年3月から4月まで新型コロナ対策により、約1カ月半、自動車産業の操業が停止し、大幅に落ち込んだことからの反動増が大きい。日系企業の新車販売ではトヨタが85.2%増、ホンダが46.0%増だった。