LPGの値上げ巡り混乱 値上げ幅は1万2000ルピアに
ダフラン国営企業相は1月6日、国営石油・ガスのプルタミナが販売するプロパンガス(LPG)12㌔㌘入りガスボンベの卸売価格の値上げ幅を、従来価格の17%に相当する1万2000ルピアに改定すると発表した。これに伴い、LPGの市場価格は8万9000~12万100ルピアになる見込み。プルタミナは1月1日から、12㌔入りボンベの卸売価格を従来の7万2000ルピアから11万7708ルピアへ引き上げていた。今回、ダフラン国営企業相が発表した新価格は、1月7日から適用される。地元メディアが報じた。
LPGの値上げを巡っては、計画を報告したとするプルタミナと、報告を受けていないとする大統領やエネルギー・鉱物資源相らの間で意見が対立。国営企業相が1月5日になって、自身が値上げを承認したが、大統領に報告し損なったと話し、混乱に陥った責任を認めた。ただ、今回の混乱については、大統領の指導力を疑問視する声や、一度値上げしたLPGを値下げさせることで、支持率上昇を狙った政治的”パフォーマンス”だとする批判が野党議員などから上がっている。