州議会の2014年予算未承認を懸念 アホック副知事
ジャカルタ特別州のアホック副知事は1月2日、州議会が2014年州予算を承認していないため、各部局が予算を使えない状態で新年を迎えたことに懸念を示した。承認されない場合、年初から執行が遅れ、事業、行政サービスが停滞する。13年の州予算執行率は7割程度と低く、14年執行率も低迷する可能性がある。州政府は13年12月初旬、歳出総額が13年予算から38.7%増の大幅増となる69.5兆ルピア(約6100億円)の14年予算案を、州議会に提出している。
ジャカルタ特別州の正副知事の支持母体2政党(闘争民主党とグリンドラ党)は州議会の少数派。しかも、ジョコウィ知事に大統領選出馬観測があるため、州議会との間に思惑や意識のズレが顔をのぞかせる。