ジャカルタ特別州 車通勤禁止政策は副知事も対象

ジャカルタ特別州 車通勤禁止政策は副知事も対象
  インドネシアの首都の交通渋滞緩和を目指し、1月3日に導入されたジャカルタ特別州の州職員の車通勤禁止政策で、州人事院長官の見解をよそに、ジョコウィ知事はアホック副知事にも職員と同様の対応を求める意向だ。この政策は毎月第1金曜日、職員の公共交通機関を利用した通勤を義務付けたもの。公共交通利用に向け、まずは州職員が規範となり市民にも普及させるのが狙い。
 ただ、州人事院長官は、政策の対象となるのは州の公務員のため、副知事は対象外との見解を表明している。そうした認識からか同副知事は3日は通常通り車通勤している。しかし、ジョコウィ知事は同日、自宅から自転車で登庁しており、3カ月の試験期間後は副知事にも職員と同様の対応を求める構えだ。同長官によると試験期間後は違反者には、減給や昇進の停止などの対象になる、罰則を適用するという。