入居者支援へ北ジャカルタの住宅団地で州が農園開設

入居者支援へ北ジャカルタの住宅団地で州が農園開設
 ジャカルタ特別州は今月中旬にも、北ジャカルタ・マルンダにある低所得者向け住宅団地内で、水耕式農園の開設に着手する。これは低所得層の入居者支援の一環で同州が進めているもので、経営管理は入居者に委ね、収穫による売り上げを収入源の一つにしてもらうのが狙い。
 農園の広さは640平方㍍で、開設費は2億2500万ルピア。州の予算は使わず、民間企業が提供する資金で賄う。敷地内に設ける、土地を使わない水耕栽培では作物の成長が早く、1カ月で収穫が可能という。
 ジョコウィ知事は1月6日、州営の団地を視察し「住民がナスやトウガラシ、チンゲンサイなどを栽培し、収入源の一つにしてもらいたい」と語り、野菜の販売ルートもすでに確保しているとも話している。ただ、団地内ではすでに農園が数カ所あるが、生産性が悪く、あまり収益が上がっていないという。