厚生労働省が8月27日公表した2020年度の18歳未満の子どもへの児童虐待は前年度比5.8%(1万1,249件)増え、過去最多の20万5,029件に上った。30年連続の増加で、20万件を超えたのは初めて。これは全国の児童相談所(児相)が相談対応した件数。
「警察等」からの連絡が50.5%を占め、このケースの増え方が多い。以下、「近隣・知人」の13.5%、「家族・親戚」の8.2%と続いている。
虐待のタイプ別では、「心理的虐待」が12万1,325件(全体の59.2%)で最も多かった。以下、「身体的虐待」が5万33件(同24.4%)、「ネグレクト」(育児放棄)が3万1,420件(同15.3%)だった。