東京商工リサーチのまとめによると、新型コロナウイルス関連の経営破綻は8月31日15時時点で小規模企業を含め累計2,000件(倒産1,899件、準備中101件)に達した。この内訳は負債額1,000万円以上1,894件、負債額1,000万円未満106件。
2020年2月に第1号が判明して以降、約1年の2021年2月に1,000件、同年5月に1,500件に達したが、その後も月間100件を超える高いペースが続いている。この結果、約1年6カ月で2,000件に膨らんだ。
デルタ株の広がりでいぜんとして収束への光が全く見えない中、息切れや事業継続を諦めて破綻に至る小規模事業者を中心に、コロナ関連破綻は今後も増加をたどる可能性が高まっている。