ドイツフォルクスワーゲン(VW)は9月5日、2025年にドイツで自動運転車の商用サービスを開始すると発表した。米国のフォード・モーターと共同出資する自動運転開発会社、米アルゴAIと共同で開発した車両を約100台投入し、乗り合いタクシーとして事業化する。順次、規模や提供エリアを広げ、新たな収益源に育てる。
「ワーゲンバス」として知られるミニバンをEVとして復活させる「ID.BUZZ(バズ)」をベースにした自動運転車両を使う。特定の条件下で完全自動運転ができる「レベル4」の自動運転車だ。他の車両や障害物などを判別するために複数のカメラやレーダー、高性能センサー(ライダー)を搭載する。