米国累計感染者4,000万人超え デルタ株 景気回復へ悪影響

米ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、米東部時間9月7日午後3時(日本時間8日午前4時)時点で米国の新型コロナウイルスの累計感染者数は4,012万7,000人、死者数は64万9,700人に上った。デルタ株の感染拡大により、感染者数は5カ月ほどで1,000万人増えた。また、新規死者数(7日移動平均)は9月6日に1,448人と、3月上旬の水準にまで増えている。
こうした状況を受け、景気回復への影響も懸念されている。米ゴールドマン・サックスは9月6日、米の国内総生産(GDP)予想を下方修正した。消費者心理の悪化や、米政府の財政支援の縮小などで下期に伸びが鈍化すると想定。2021年の年間成長率見通しを従来の6%から5.7%へ
引き下げた。