自民党総裁選に出馬を表明した河野太郎規制改革相は9月12日、テレビ番組で所属する麻生派の対応に言及、「派閥に頼るのではなく、国民や党員、党所属の国会議員が『河野太郎』といって、リーダーに選ぶのがあるべき姿だ」と述べた。
今回の自民党総裁選は、若手議員の派閥単位での候補者支持ではなく、議員個々の判断により自主投票にすべきとの声が強く、これまでとは若干異なる様相だが、候補者にとっては派閥の領袖および実力者への配慮はまず欠かせない。そうした中での発言だけに、他派閥の若手議員への問いかけの意味も含めて注目される。