「抗体カクテル療法」往診での使用認める 自治体に通知

厚生労働省は9月17日付で、コロナ感染患者の重症化を防ぐ「抗体カクテル療法」について、自宅療養者への往診でも使用を認めると、都道府県などに通知した。短期入院や外来、宿泊療養施設などに限っていた活用範囲を拡大した。
抗体カクテル療法は、十分な経過観察が必要なことから、厚労省は往診する医療機関について、使用後24時間以内に患者の病態が悪化しないか確認できるよう夜間・休日を含めて患者からの電話に対応できる態勢があるかどうかなどを事前に確認する。都道府県には、往診での使用を希望する医療機関があれば、検討段階で厚労省に連絡するよう求めた。