NTTドコモの子会社がインドネシア市場に参入

NTTドコモの子会社がインドネシア市場に参入
 NTTドコモのタイ子会社でITソリューションを手掛けるモバイル・イノベーションは、インドネシア市場に参入する。2月から本格的に営業開始する。物流の品質を高める車両運行システムや緊急時の安否確認システムを売り込む。2億4000万人という東南アジア最大の人口を擁するインドネシア市場の潜在成長力は高く、タイに次ぐ主力拠点としたい考え。まず2015年に売上高1億円を目指す。NNAが報じた。
 2013年9月に設立した完全子会社モバイル・イノベーション・インドネシアを通じて事業展開する。同社の資本金は30万米㌦(約3150万円)、現地法人の熊野俊社長と現地スタッフ2人の体制でスタート。年内に6人、15年に10人へと増員する予定。
 車両運行管理システムは物流会社やメーカーを中心に販売。顧客企業の車両に専用の端末機を搭載し、衛星利用測位システム(GPS)を用いて位置情報をサーバーで一元管理、”物流の見える化”を図ることで、コスト削減などにつなげてもらう。料金は端末1台当たり600万ルピア(約5万2000円)から。月額利用料金は1台15万ルピアからとする。安否確認システムでは、災害など有事に従業員などにショートメッセージサービス(SMS)を一斉送信して安否や出社の可否を確認できるサービスを提供する。月額基本料金は1万5000円からとする。