接種80%超のシンガポール 感染増加で再び規制強化

新型コロナウイルスのワクチン接種を終えた人が人口の82%に上るシンガポールで、感染者が増加し、同国政府は9月27日から再び規制を強化した。感染力の強い変異ウイルス「デルタ株」が広がっているためで、26日は新規感染者数が最多の1,939人となった。
政府は「過去28日の感染者の98%が軽症か無症状だ」として、ワクチン接種の効果は出ているとしている。ただ今後、医療がひっ迫するような事態を防ぐため27日から、飲食店での食事は1組当たり2人までに制限したほか、企業は原則在宅勤務とするなど規制を強化している。