三井物産 インドネシアで高速携帯通信サービス開始

三井物産 インドネシアで高速携帯通信サービス開始
 三井物産は1月10日、インドネシアの大手財閥リッポーグループの通信会社PT Internux社(以下「PTI社」)に7500万米㌦を出資し、インドネシアにおける高速携帯通信事業に参画、2013年12月24日から次世代の通信規格である「LTE」に対応した高速モバイルデータ通信サービスを、ジャカルタ首都圏で開始したと発表した。PTI社への出資比率は三井物産20%、リッポーグループ80%。
 現在インドネシアの携帯電話契約数は2.5億件を超え、複数契約の重複を除いた純加入者数は1.7億人(普及率70%)に達している。全携帯電話に占めるスマートフォン(スマホ)の割合は2010年の15%から2015年には40%に伸長する見通しだ。また同国ではSNSの利用も急速に拡大しており、スマホの普及が進むにつれ画像・動画共有サービスなどの利用が加速し、大容量データ通信の需要も急増すると予想されている。
 PTI社はこれらの需要に応え、圧倒的な通信速度・品質のサービスを提供し、同地域の旺盛な需要を取り込むとともに、現地通信環境の高度化に貢献することを目指す。長期的にはジャカルタ首都圏以外の地域へのサービス拡充やモバイル通信網を核とした周辺事業への参画も視野に入れている。