農林水産省は10月12日、2021年産米の出来高・状況を示す作況指数(平年=100)を公表した。これによると、全国の作況指数は9月25日時点の調査で「平年並み」の100になる見通し。主食用米の作付面積は2020年産比6万3,000ヘクタール(4.6%)減の130万3,000ヘクタールで、予想収穫量は同22万4,000トン(3.1%)減の700万2,000トン。主食用米として比較可能な2008年産から2割少なく、過去最低を更新した。全国の作況が100だったのは2017年産以来4年ぶり。西日本を中心に日照不足や低温の影響を受けたものの、北海道や東北で生育が順調だった。