中国経済の減速鮮明に 7~9月GDP4.9%増へ低下

中国国家統計局のまとめによると、2021年7~9月の国内総生産(GDP)は、物価の変動を調整した実質で前年同期比4.9%増にとどまった。4~6月の7.9%増から増加率が低下し減速が鮮明となった。素材高による収益悪化で企業の投資が伸びず、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けた移動制限が消費を抑え込んだ。半導体の供給不足や電力不足も加わって、中国景気の停滞感が強まっている。