塩野義 新型コロナワクチン22年春実用化へ中期段階治験開始

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は10月21日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、安全性と有効性を確認する中期段階の臨床試験(治験)を国内で始めたと発表した。日本人の成人約3,100人を対象とする予定。並行して2021年内にも最終段階の知見を始め、目標としている2022年3月末までの実用化につなげる。
国内の製薬メーカーによるワクチン開発では、第一三共や明治ホールディングス傘下のKMバイオロジクス(所在地:熊本市)なども治験を進めている。