英国のジョンソン首相は10月29日、中国の習近平国家主席との電話協議で、中国側にエネルギー源としての石炭の利用の段階的な廃止に向けた対応を取るよう要請した。英国・グラスゴーで31日から開かれる第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)を前に、世界最大のCO2など温室効果ガス排出国の中国に一層の対策強化を求めた。
習氏は9月下旬の国連総会の動画での演説で、海外の新規の石炭火力発電へ投資はしない方針を示した。ただ、中国国内の石炭火力については停止の方新は示しておらず、ジョンソン氏はさらなる対策強化を求めた形。