中国は10年後に核弾頭1,000発保有 米国防総省が報告書

米国防総省は11月3日、中国の軍事動向に関する年次報告書を発表した。この中で、中国は約10年後の2030年までに少なくとも1,000発の核弾頭を保有する意向を持っている公算が大きいと強調している。報告書では、2027年までに最大700発の核弾頭を保有可能になると指摘。空中発射弾道ミサイル(ALBM)のほか、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を加えた「核の3本柱」を構築した可能性があるとし、迎撃が困難とされる極超音速兵器の実戦配備への警戒感も示している。