OPECプラス 12月の追加増産見送り 消費国の要請に応じず

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」は11月4日、12月の原油の追加増産を見送った。日米など原油高に苦慮する消費国が、コロナが落ち着きをみせている中で、本格的な経済活動再開へ必要な原油の増産加速を求めていたが、応じなかった。
これにより、OPECプラスは毎月日量40万バレルずつ増産する従来の方針を12月も維持することを再確認した。次回協議は12月2日に開く。
原油高は、新型コロナウイルス禍から回復しつつある消費国の経済に重荷となる。