洪水対策で違法建築400軒を撤去へ 西ジャワ州ボゴール県
西ジャワ州ボゴール県は今年、避暑地として知られるプンチャックで、森林の保水機能が下がり、洪水の原因とされている違法に建てられた宿泊施設など400軒を撤去する計画だ。昨年1年間で撤去された231軒を大幅に上回る目標で、関連経費を今年度予算に盛り込んだ。
プンチャックは、首都に注ぐチリウン川の源流部にあたる。風光明媚な景観は都市部住民に人気が高く、建設禁止区域でありながらも、宿や別荘などの建設が進み、水源の破壊が指摘されてきた。予算の成立を待ち、2月にも作業を開始する。同県によると、建物を取り壊し撤去した跡地には植樹するなどして、保水機能を回復させ、市民の憩いの場所になるよう緑地化する予定。