単身世帯が全体の38% 単身高齢者5年で13.3%増の671万人

総務省が11月30日に公表した2020年の国勢調査によると、日本全体で世帯の単身化が一段と進む現状が浮き彫りとなった。一人暮らしが世帯全体の38.0%を占め、単身高齢者は5年前の前回調査に比べ13.3%増の671万6,806人に増えた。中年世代の未婚率も上昇傾向にある。変容する家族の形の多様化を踏まえた介護のあり方、バランスのとり方が難しいが、適度の距離感を保ったコミュニティ・まちづくり、セーフティネットの構築が急務となっている。