「業務スーパー」を運営する神戸物産(本社:兵庫県加古川市)の今年10月までの年間決算は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要の高まりで売り上げ、最終利益とも過去最高となった。神戸物産グループの売上高は前年比6.2%増の3,620億円、最終利益は同30.2%増の195億円の増収増益だった。増収増益の要因として①巣ごもり需要が増え、自社開発の冷凍食品やデザートなどが好調だった②マスクなど衛生商品も売れ行きが伸びた-などを挙げている。
11月からの次期見通しについて、売上高は今期比5%増の3,800億円、最終利益は同1.1%増の198億円を見込んでいる。原材料価格の高騰もあり、今期より伸びは小さくなるとみている。