コロナ禍で脱プラ足踏み・減速 食品デリバリー容器需要増で

新型コロナウイルス禍により、脱プラスチック製品の動きが足踏み状態で、2021年はプラスチック製品の生産が3年ぶりにプラスになる見通しとなっている。1~10月のプラスチック製品の国内生産は前年同期比3%増となっている。世界的に脱プラの動きが広がる中、デリバリー向け容器や飛沫感染防止シートなどの需要が伸びている。衛生面や利便性に優れたプラスチック製品の代替製品の開発が、課題のコスト面などの問題を克服できていないためだ。