厚生労働省「ヤングケアラー」小学生対象に初の実態調査実施

厚生労働省は2022年1月から、小学生を対象に初めて実態調査を行うことを決めた。調査では、全国の公立小学校をからおよそ350校を抽出して小学6年生に介護や世話をしている家族がいるかどうかを尋ねたうえで、学校を休まなくてはいけなかったり、睡眠が不足したりしていないかなどを聞くという。厚労省は今年度中に調査結果をまとめ、支援策を検討するとしている。
ヤングケアラーについては昨年度、国は中高生を対象に初めて実態調査を実施した。その結果、中学生ではヤングケアラーが17人に1人に上り、介護などを始めた年齢の平均は小学生にあたる9.9歳だったという。