21年の合繊生産10.4%増 8年ぶり増加 自動車,建築向けが牽引

日本化学繊維協会(所在地:東京都中央区)が1月26日発表した2021年の合成繊維生産量は前年比10.4%増の60万1,887トンだった。前年を上回るのは2013年以来8年ぶり。自動車や建築向けなど産業資材用途が牽引した。主要合繊をみると、自動車のエアバッグに使うナイロン長繊維は29.1%増えたが、衣料向けが多いポリエステル長繊維は7.5%増にとどまった。ニット製品や毛布などを主用途とするアクリル短繊維は0.3%減った。