インドネシア中央統計局は2月7日、2021年の国内総生産(GDP)成長率が、物価変動を除いた実質で前年比3.69%だったと発表した。新型コロナウイルス禍の影響で2020年が、前年比2.07%減と22年ぶりのマイナス成長に陥っただけに、その動向が注目されたが、プラスに回復した。活動制限の緩和を受けて経済回復が進み、2021年は輸出が前年比24.4%増となり、GDPのプラス転換を支えた。2021年10~12月期のGDPは前年同期比5.02%増だった。四半期ベースで3期連続のプラス成長を確保し回復軌道を強めている。こうした状況を踏まえ2022年は5%台を見込んでいる。