LCCのピーチ 資本金1億円に減資 航空業界で減資相次ぐ

ANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーションは2月18日、資本金を75億円から1億円に減資すると発表した。3月末に実施する。資本金が1億円以下になれば税法上の中小企業となり、税負担が軽くなる利点がある。ピーチでは今回の措置について「財務体質の健全化を図る」としている。同社の業績はコロナ禍の影響で、2021年3月期決算(単体)の最終利益は295億円の赤字(前期は94億円の赤字)となっている。
航空業界ではスカイマークが2021年9月に1億円に減資したほか、日本航空傘下のLCC、ジップエアトーキョーなども2022年2月17日、資本金を1億円に減資すると発表している。