中国22年GDP目標5.5%前後 91年以降最低 全人代開幕

中国・北京で3月5日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕した。李克強首相は施政方針演説にあたる政府活動報告で、2022年の実質国内総生産(GDP)の成長率を「5.5%前後」にすると表明、2021年の「6%以上」から引き下げた。
2021年のGDP成長率は8.1%だったが、コロナ禍により2020年がわずか2.2%にとどまった反動が大きかった。いずれにしてもGDP成長率5.5%の目標は、1991年以降に発表された目標では最も低く、経済の減速傾向を改めて示した。