他企業との統合探る 国営ムルパティ航空が運航停止

他企業との統合探る 国営ムルパティ航空が運航停止
 インドネシアの国営ムルパティ航空が2月1日、6.7兆円(約560億円)の負債を抱え運航・営業を全面停止した。ダフラン国営企業相は4日、同社の運航停止は他企業との統合に向けた措置と発表した。赤字経営によるこれ以上の債務拡大を抑止するのが狙いだ。ただ運輸相令では、航空会社の運航停止が21日間に及んだ場合は、運航事業認可(AOC)取り消しと定められており、ダフラン同相は21日前までには、運航再開しなくてはならないと期限を定めた。だがムルパティ航空の再建計画は進んでおらず、見通しは極めて不透明だ。