東京商工リサーチのまとめによると、2月の全国企業倒産件数は、前年同月比3%増の459件だった。2021年5月以来9カ月ぶりに増加に転じた。ただ、倒産件数は57年ぶりの低水準となった2021年通年の月間平均(503件)を下回る数値でいぜんとして低水準で推移している。新型コロナ対策として政府はじめ金融機関の支援策が奏功、企業の資金繰りをつないでいる。
負債総額は前年同月比5%増の709億8,900万円で、4カ月ぶり増加した。大型倒産が発生、負債総額を押し上げた。業種別では飲食業が39件で5%増えた。医療・福祉業なども倒産が増えている。