内閣府が3月9日発表した2021年10~12月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比1.1%増、年率4.6%増だった。2月に公表した速報値(前期比1.3%増、年率5.4%増)から下方修正した。個人消費や企業の設備投資などが下振れした。
速報値から、耐久財が9.7%増から8.9%増へ、サービス消費が3.5%増から3.1%増へ、設備投資が0.4%増から0.3%増へ、公共投資が3.3%減から3.8%減へそれぞれ下方修正や下振れした。
21年通年GDPは1.6%増で、速報段階の1.7%増から減速した。10~12月期の下振れが押し下げ要因となった。