北京パラ閉幕 国際情勢に揺れた異例の祭典

第13回冬季パラリンピック北京大会は3月13日、北京市の国家体育場(通称:鳥の巣)で閉会式が行われた。46カ国・地域の選手が参加した大会はロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、ロシアとベラルーシが開幕直前、除外される異例の事態。ロシアVSウクライナの戦況が激しさを増し、米、EU、そして日本などこれを取り巻く国々の対応措置(=経済制裁)が報道され、激動する国際情勢の中、障がい者スポーツの冬の祭典が、10日間の日程を終えて幕を閉じた。
中国が金メダル18個を含む計61個のメダルを獲得し、冬季大会で初のランキング1位となった。戦禍のウクライナは金11個を含む計29個のメダルを獲得。冬季大会では同国史上最多メダル数となり、母国を勇気づけた。日本勢のメダル総数は7個(金4、銀1、銅2)で、国・地域別ランキングで9位だった。
次回の2026年大会はミラノ・コルティナダンペッツオ(イタリア)で開催される。