早大と南洋理工大「発酵おから」の脂質代謝,抗肥満効果

早稲田大学とシンガポールの南洋理工大学の研究グループは3月22日、麹菌を用いておからを固体発酵させさせることが有用成分をを変化させ、総フェノール量、タンパク質含有量、アミノ酸含有量といった栄養プロファイルが改善されることを発見したと発表した。また、高脂肪食に発酵おからを混合することにより、マウスの脂質代謝が改善され、抗肥満や脂質異常の改善効果を示すことを明らかにした。
今回開発した発酵おからは、肥満や脂質異常症を改善できる食材になることが期待できるとともに、環境と経済の両面で、食品廃棄物の問題解決、有用な機能性食品の改良、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献も期待される。