3月中国景況指数5カ月ぶり50割れ コロナ影響

中国国家統計局が3月31日発表した2022年3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.5と、前月より0.7ポイント低下した。好不調の境目の50を5カ月ぶりに下回った。
”ゼロコロナ”を掲げる同国政府だけに、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い、広東省深圳市など一部都市で実施せざるを得なかった事実上のロックダウン(都市封鎖)や、ウクライナ情勢の緊迫化の影響で資源高となり、景況が冷え込んだ。サプライチェーン(供給網)が混乱した。3月に限ってみると、指数の悪化は遡れる2005年以降で初めて。