コロナ感染者の半数近くが後遺症を発症 都が分析

東京都が、新型コロナに感染した後、後遺症を訴えて医療機関を受診した人を対象に分析したところ、半数近くがコロナから回復後に後遺症を発症していることが分かった。都が2021年5月から2022年1月にかけて医療機関を受診した人など230人の症状を分析した。
後遺症の症状を複数回答で聞いたところ、最も多かったのがけん怠感で93人、次いで息切れが44人、頭痛が38人、嗅覚障害が37人となった。65%が2つ以上の症状を訴えている。
後遺症の発症の時期は、全体の54%が新型コロナの発症から2週間未満、2週間以上が46%で、半数近くがコロナから回復後に後遺症の症状が出ている。症状がどれだけの期間続くかについて、確認が可能な125人を分析したところ、3カ月以上6か月未満が25人、6カ月以上1年未満が6人、1年以上が1人となり、後遺症が長く続くケースがあることも分かった。