5年で10億㌦投資 鴻海がジャカルタ州と工場建設で合意
台湾に本拠を置く世界最大の電子機器受託製造サービス(EMS)企業、鴻海(ホンハイ)精密工業(フォックスコン・グループ=鴻海科技集団の中核会社)は2月7日、ジャカルタ特別州での工場建設に向け、同州との間で合意の趣意書(LOI)に調印した。インドネシアを訪れた同社の郭台銘(テリー・ゴウ)会長は、今後3~5年で10億㌦(約1000億円)以上投資するとしている。地元紙などが報じた。
ジャカルタ特別州が200㌶の土地を確保し、第一段階として20㌶を準備する。許認可の取得などでも協力する。建設予定地はジャカルタ北部のヌサンタラ保税地区(KBN)となる見込み。鴻海は4月までに詳細な計画を詰め、年内の着工を目指す。工場の稼働で2000~3000人の雇用が創出されると見込まれている。