林芳正外務大臣は4月11日、訪日中のバングラデシュのA.K.アブドゥル・モメン外務大臣と会談した。両大臣は、外交関係樹立50周年の幕開けとして、1月に海上自衛隊艦船がチッタゴン港に寄港したことを歓迎し、こうした安全保障面での協力を積み上げていくことで一致した。
また、両国が共有する「自由で開かれたインド太平洋」の考えのもと、東南アジアとインド亜大陸を結ぶ戦略的要衝に位置するバングラデシュのさらなる発展に向けて、「ベンガル湾産業成長地帯(BIG-B)」構想の下での各種インフラプロジェクトを含め、引き続き協力進めていくことを確認した。
このほか、ミャンマー・ラカイン州からの避難民問題についても意見交換し、引き続き協力していくことを確認。安保理改革に関する議論を含め、引き続き連携していくことで一致した。