シャープが西ジャワ州カラワンの新工場の開所記念式典
シャープは2月12日、インドネシア西ジャワ州のカラワン工業団地(KIIC)で2013年9月に稼働した洗濯機、冷蔵庫の新工場の開所記念式典を開いた。2015年3月までに月間生産能力を洗濯機14万台(東ジャカルタ・プロガドゥンの既存工場の2.5倍)、冷蔵庫22万台(同2倍)に引き上げ、シャープの白物家電工場としては世界最大規模となる。
新工場は敷地面積31万平方㍍で投資額は1兆2000億ルピア(約104億円)。従業員は現在500人で、15年までに1200人まで増やす。
同社によると、インドネシアにおける家電普及率は12年でテレビが87%に対し、冷蔵庫40%、洗濯機17%とまだ低いため、今後需要の大きな伸びが見込まれる。15年のASEAN(東南アジア諸国連合)経済共同体の創設もにらみ、域内の生産拠点とする。