仏マクロン氏 新「欧州政治共同体」の設立を提唱

フランスのマクロン大統領は5月9日、欧州連合(EU)より簡素な手続きで加盟できる新組織「欧州政治共同体」の設立を提唱した。現状のEU加盟基準が厳しすぎるためだと説明。拡大が容易な新しい組織をつくれば欧州の民主主義の国が仲間に加わることができるなどとし、欧州の結束を詰めるのが狙い。
ドイツのショルツ首相は同日、ベルリンでマクロン大統領と会談した。会談に先立ち、ショルツ氏は現在の課題に対応するために、興味深い提案だ。この点について議論できることをうれしく思う」とこの提案を歓迎した。