沖縄県沖の太平洋で中国海軍の空母「遼寧」から艦載の戦闘機などの発着艦が続いている。防衛省統合幕僚部によると、5月12日に確認した分を含め3日から10日連続となり、発着艦回数は計200回を超えた。石垣島の南220kmほどの海域での航行を確かめた。
この発着艦は台湾有事を想定した大規模な演習との見方がある。台湾の南西方面からも中国軍の航空機が防空識別圏(ADIZ)に侵入する動きがあった。軍事アナリストは、これらの情報をを総合すると、中国軍は台湾を幅広い方向から攻撃できると圧力をかけている可能性があるとみている。