厚生労働省が6月3日発表した2021年の人口動態統計によると、2021年の死亡数は前年比6万7,054人増の143万9,809人で、2年ぶりに戦後最多を更新した。2020年は新型コロナの感染予防意識の広がりで11年ぶりに減少している。だが一転、コロナの予防対策の定着意識も虚しく、再び増加に転じた。死因別ではがん、心疾患、老衰の順で多かった。
この結果、死亡数143万9,809人から出生数81万1,604人を差し引いた「自然減」は62万8,205人で、減少は15年連続となった。減少幅は前年から9万6,285人増えた。