近畿の5月貿易収支 4カ月ぶり赤字 資源価格高騰響く

大阪税関がまとめた近畿2府4県の5月の貿易概況によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は492億円の赤字だった。貿易赤字は4カ月ぶり。エネルギー価格の高騰に伴い、輸入額が急増した。その結果、輸入額は前年同月比48.8%増の1兆7,233億円に膨らんだ。輸出額は同21%増の1兆6,741億円だった。
中でも「天然ガスおよび製造ガス」の輸入額が1,098億円に上り、5月として過去最高となったのをはじめ、足元で続く円安・ドル高の動きが輸入物価を押し上げた。